古伊万里の大鉢





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私は大きな鉢物が好きです。

若かった頃は作家ものの鉢を好んで買いました。

もちろん使うために購入したのですが、なかなか大きな器は毎日の食卓には登場しないので

置いては眺め、飾っては眺めたものです。


歳を重ねると作家ものから古い器に惹かれていきました。

特に古伊万里の大鉢は多種多様の模様が施され、いくら眺めても飽きが来ません。

器の内側と外側に描かれる文様はこれでもかと言わんばかりに、豪華な雰囲気ですが

静かな品性も同じく持ち合わせているように感じます。

そして世が世ならきっと由緒あるところで使われたであろう器だと思うと、

縁とは人との繋がりだけでなく、人生の中で出会う器にもあるような気がしてなりません。








和裁をされるマツムラメグミさんに、袷の着物を単衣に仕立て直してもらいました。

メグミさんは平成文化茶論の代表を務めるマツムラ氏の奥様でもあります。

若かった頃、何がいいのか訳も分からず、迷いながら選んだ初めての焦げ茶色の紬の着物。

そういう理由からか、この紬はあまり袖を通さずじまいになり箪笥の奥に眠っていたものです。


年齢とともに、たまらなくすっきりしたものに強く惹かれる私がいます。

器もそうです、良いモノを少し。

暮らしもそうです、豪華な室礼は心が疲れます。

今は丁寧に軽く暮らしたい、そんな思いがあふれています。

たとう紙にくるまれて届いた、袷から単衣に仕立てられた若かりし頃の着物は、

手に取ればふんわりと、すっきりとした重みになり私の手元に帰ってきました。

メグミさん、素敵になりました。

ありがとうございました。











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by gallery_man | 2015-10-16 14:00 | 古伊万里 | Comments(0)

熊本市新屋敷にある陶器と李朝と掛け軸のお店ギャラリー満のブログです


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