古い器はどれも好きですが、使ってみるとじわじわと愛着が湧いてくるものがあります。
ひとつは菖蒲の花と楓のような葉が描かれた染付の七寸、そしてもうひとつは
枝モノの植物が描かれた同じサイズの七寸皿です。
それぞれ時代は古く、それなのに図柄の構図がとてもお洒落。
枝モノの皿にはたくさんの降りものが見てとれますが、私にはそれがなお一層、器を引き立て
まるで遥か昔にさかのぼるような気持ちにさせてくれます。
そのじわじわと来る染付の七寸皿に、酒と醤油に一晩漬け込んだぶりの照り焼き、
そして小松菜とピーマンの塩炒めを盛り付けた、夏の休日の昼食です。
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